【東京都新宿区】鬼の名を持つ全国で唯一のお宮《稲荷鬼王神社》!厄を除き福を授けると言われるその強力なパワーを紹介!

新宿区歌舞伎町の外れにある『稲荷鬼王神社』は、

知る人ぞ知るパワースポットです。

立地の治安的にも、何となく行くのをためらう場所ですが、

歌舞伎町で働く水商売の人以外にも是非行ってみて欲しい神社です。

その強力な御利益や、実際に行ってみた感想をご紹介していきたいと思います。

『鬼王稲荷神社』とはどんな所?

①歴史

⑴350年以上の歴史

もともと稲荷鬼王神社のある辺りは、「西大久保村」という地域で、

聖なる地と言われていたそうです。

その聖地に、

承応2年(1653年)に、新宿諏訪大社の末社だある福瑳稲荷を歓請しました。

今から350年以上前の事です。

⑵2つの神様が合祀される

最初は稲荷神社として存在していた所に、

「鬼王権限」という別の神様が一緒に祀られる事になりました。

天保3年(1832年)に、当地の百姓である田中清右衛門が熊野から歓請したとされております。

彼が、紀州・熊野へ参拝へ行った際、道中で体調を崩してしまいました。

その当時熊野にあった鬼王権限を祀る神社を参拝した所、病気が平癒、

その感謝の印として、西大久保村に鬼王権限を勧請しました。

江戸時代から、豆腐を備えると湿疹や腫れ物にきくとされていました。

⑶明治以降の当社の歩み・戦後に歌舞伎町が誕生

明治22年(1889年)、市制町村制施行により、

東大久保村、西大久保村、大久保百人町が合併し、

大久保村が成立しました。

明治27年(1894年)、近くにあった『浅間神社』を当社に合祀。

昭和5年(1930年)、境内社として『浅間神社』を再興。

境内に富士塚が築かれました。

昭和43年(1968年)、社殿を再建。

②祀られている神様

⑴鬼王権現

鬼王権現を祀るのは、稲荷鬼王神社が全国でただ一つです。

宮神輿にも鬼面が彫られています。

月夜見命・大物主命・天手力男命の三神を祀っています。

この三神を祀ると決めたのは明治時代以降。

得られる御利益から逆に神様を辿って、当社が定めたものだそうです。

⑵稲荷神

お稲荷さんのご祭神である「宇迦之御魂神」が祀られています。

⑶その他の神様

大久保村が祀っていた神々(火産霊神など)も祀られているそうです。

⑷恵比寿神

境内の三島神社には、恵比寿神である「事代主命」が祀られています。

⑸浅間大神(あさまのおおかみ)

境内の浅間神社には、木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)(別名:浅間大神)が祀られております。

③社格

村社。

『鬼王稲荷神社』には何がある?おすすめポイントは?

①『稲荷鬼王神社』には何がある?

⑴鳥居

区役所通り沿いに、メインの鳥居があります。

裏側にも鳥居があります。

社務所から浅間神社の参道を通っていった方です。

⑵水鉢

邪鬼の頭上に手水鉢を乗せた珍しい石造りの水鉢は、

区の指定文化財となっています。

しゃがんだ鬼之頭に、その鬼よりも大きい手水鉢を乗せています。

文政年間(1818年〜1830年)、毎夜水を浴びる音がするので、持ち主が刀で切りつけた所、そのあと家人に災難が相次いだため、

天保4年(1833年)に鬼王神社に奉納されました。

⑶1つ目の狛犬

神社の入口で迎えてくれるのは、

堂々とした出立の狛犬です。

それ以外にもう1対、計2対の狛犬があります。

⑷スダジイの木

新宿区緑の文化財に指定されています。

稲荷鬼王神社の境内には緑が多く、そこにいるだけでも癒されます。

⑸江戸時代から伝わる干支由来の説明書き

稲荷鬼王神社には、江戸時代から伝わる「干支由来」というものがあります。

各社に伝わっておりましたが、

明治時代には廃止されてしまいました。

「干支由来」とは、

江戸時代にここで開かれていた「寺子屋」で教えていた事や「神仏習合」で、

「神道・仏教・儒教・陰陽道」に関わる話、道徳的な話、言葉遊び等々から構成されています。

その年の干支について、

境内に記載してあるようです。

2022年の寅年の説明書きになります。

⑹2つ目の狛犬

子抱き狛犬です。

⑺天水琴

社殿の左脇にあります。

こちらは、雨水を利用したものになります。

社殿の屋根からの雨水を、大きな甕(かめ)に溜め、少しずつ水琴窟に注いで、音を奏でる仕掛けになっています。

耳を澄ますと、地中から弦を弾くような、

本当にかすかな響きが聴こえてきて魅了されます。

⑻社殿

昭和43年に再建されました。

⑼眼球食鬼

社殿左手から裏へ歩いていきますと、

右手に「眼球食鬼」と書かれた小さな像があります。

情報が少ないのと、比較的新しい石で出来ているように見えるので、

ここ数年の間に作られたものかもしれません。

⑽浅間神社(富士塚)

ここは、私も数回目の参拝で初めてその存在に気付いたくらい分かりにくいですが、

超パワースポットです。

浅間神社はもともと明治期以前までは、

境内に祀られていた別の神社でしたが、

明治27年に稲荷鬼王神社に合祀。

その後、庭師や植木師の方達が好んで道中安全のお参りをした西大久保の厄除けの神として、

昭和5年に境内に再建されました。その造りは、富士の岩だけでなく、全国の岩が取り寄せられ、社務所よりも高い富士山が建立されたそうです。
しかし、第二次世界大戦の影響で地盤が緩み、富士山は移動と縮小を繰り返し、現在の、1〜4合目、5合目〜頂上が、

参道を挟んで左右二分化という珍しい形で残っております。
その参道そのものが富士の胎内に通ずる道となっており、通過する事で富士山にこもってお参りするのと同じ御利益を得られます。
周辺には、富士山にちなんだ様々な石碑が設置されています。

(11)三島神社(恵比寿神社)

日本古来の神様である、恵比寿神を祀っています。「三島神社」とも言われます。
もともと恵比寿様を祀っていたお寺が、江戸時代に火災に遭ったため、稲荷鬼王神社の境内に祀られるようになったそうです。
新宿山手七福神の一つです。

②『稲荷鬼王神社』のおすすめポイントは?イベントは?

⑴「稲荷鬼王神社」のおすすめポイントは?

1.本殿の他に、2社神社がある

末社のある神社は多いですが、

稲荷鬼王神社の末社は、一つ一つが大きく存在感もあるので、

ここはおすすめポイントでもあります。

特に、裏にある『浅間神社(富士塚)』は、

分かりにくいですが、物凄いパワースポットとして有名です。

稲荷鬼王神社に来ましたら、

境内全てに手を併せる事をおすすめします。

境内自体そんなに広くないので、全て回っても30分も掛からないで参拝出来ると思います。

2.緑溢れる境内

稲荷鬼王神社の境内は、緑が多く、

そこで休憩したり、何となく立ち寄ったりする人も多く見受けられます。

沢山の御利益があるだけでなく、

憩いのパワースポットとしてもおすすめの場所です。

3.御朱印のバリエーション

稲荷鬼王神社の御朱印は、

3種類のバリエーションがあります。

『稲荷鬼王神社』『三島神社』『浅間神社』それぞれの御朱印です。

初穂料はそれぞれ400円です。

コロナ禍前までは、300円だったようです。

⑵「稲荷鬼王神社」のイベントは?

1.例大祭

9月中旬に、例大祭が行われます。

ここで、鬼面が彫られた宮神輿が登場し、

かすかな炎を頼りに進む、幻想的な空間となります。

通常よりも更なるパワースポットと化します。

2.恵比寿べったら祭

10月に行われる、

境内にある恵比寿神社(三島神社)のお祭りです。

金運の縁起物として知られるべったら漬けを求めて、多くの人が訪れます。

3.昭和の時代展

50年前の新宿の広報誌が見られるイベントです。

4.鎮花祭

4月末頃には、花鎮祭(はなしずめまつり)と称して、サクラソウが展示されます。

江戸時代から昭和初期にかけ、

稲荷鬼王神社の氏子には植木職が多く、

かつては春、境内にツツジやサクラソウが奉納・展示されていましたが、

後に中断されました。

昭和40年代に宮司が自らサクラソウを育てて復活させました。

『鬼王稲荷神社』に実際に行った感想は?

①参拝者が少なくて空いている

ここは、

平日の昼間しか行った事がありませんが、

ほとんど人がポツポツしかいません。

土日祝はどのようなのか分からないのですが、

日曜日の昼頃に通りかかった時には人が一人いたくらいでした。

鬼王稲荷神社のお祭りが10月半ば過ぎ頃にあって、御祈祷をしてもらいにそれも平日のお昼頃に行ったのですが、

御祈祷は私一人でした(コロナ禍だったからかもしれません)。

今は並んで参拝するような有名神社も増えてきました。

ここは、並ばずにすぐ参拝できる割に、御利益が大きいので、

穴場スポットです。

②御祈祷すると御守りがいくつでも戴けるのが嬉しい

御祈祷して頂いた時、

普通神社の御祈祷では、1回の御祈祷で御守り1つ戴けるのですが、

ここは、「御守りをプレゼントしたい周りの大切な人の分、好きなだけもらっていって下さい。」と言って下さいました。

幾つもの神社の御祈祷を受けておりますが、そういう所は稲荷鬼王神社のみです。

神主さんの愛想の良さ、参拝者一人一人を大切にして下さるお人柄が、

特に御祈祷受けられると感じる部分だと思います。

③厄除けの御利益がとにかく大きい

鬼の神様で、しかも福も授けて下さるという事で、

悪いものが不思議と切れていくのもこの神社の特徴です。

こう言うと、怖くなる人もきっといるかもしれません。

でも、福を入れて下さるのです。

縁切り神社やお寺で有名な所がいくつかありますが、

ほとんどは、縁切りするのみです。

稲荷鬼王神社のように、そのあと福を授けて下さる神社は、当たり前のようで少ないです。

特に、本殿だけでなく、境内全て参拝した時の厄除けの御利益が凄いです。

『鬼王稲荷神社』の御利益は?また、実際行ってみて何か御利益があったか?

①『稲荷鬼王神社』の御利益は?

⑴稲荷鬼王神社の御利益

厄除け福を授ける、全国唯一の神社。

⑵恵比寿神社の御利益

漁業の守護、商売繁盛、開運。

福を表す「鯛」と、福を釣るという「釣竿」を手に持っております。

⑶稲荷鬼王神社独自の風習からの御利益

鬼王稲荷神社独自の風習として行われているのが、

「撫で守り」と「豆腐断ち」です。

昔の人々にとって身近だった三白(米・大根・豆腐)のうち栄養のある豆腐を、体調の悪い時に敢えて断ち、

神に身を委ねます。

それと並行して、御守りの「撫で守り」で患部を撫で、

病気の平癒を願います。

江戸〜明治期、その御利益は人伝に広がり、

遠方からわざわざ来る人もいたそうです。

 

⑷鬼の水鉢の御利益

「夜泣き封じ」の御利益。

高さが1m余りと小柄ですが、

鬼の表情がとにかく凄いです。

「子供の夜泣き」には効果てきめんだそうです。

⑸浅間神社の御利益

安産、縁結び。

 
水は命の源である事、そして火の中で出産したという言い伝えから、「命を生む神様」としてたくさんの人が安産祈願に訪れます。
また、「瓊々杵尊(ににぎのみこと)」にみそめられて夫婦になった事から、縁結びの御利益があると言われています。

②実際行ってみて何か御利益があったか?

⑴仕事でお客様が埋まるようになった

私の仕事は自営業なので、お客様の予約が入る事で成り立っています。

歌舞伎町近辺は商売している人達が多いので、商売繁盛の御利益のある神社が多数ありますが、

やはりこの稲荷鬼王神社も商売繁盛の御利益は強いです。

ここへ行くと数日内、若しくは数週間後などにはお客様な予約が入ります。

または、浅間神社の「縁結び」もあるので、

様々な縁を結んで下さるのかもしれません。

⑵「眼」の大切さに気付かせてくれた

稲荷鬼王神社の、裏の方に、

「眼球食鬼」という像のようなものがあります。

最近初めて知りました。

そこを初めてお参りしたら、

翌日、人生で初めて「ものもらい」になりました。

眼の病気をした事がなかったので、

この時に初めて、眼を大切にしないといけない、と考えるようになりました。

因みにものもらいは、それから2週間ほどでひどくならずに治りました。

この「眼球食鬼」ですが、

特に参拝しないと、御利益というか、何も起こりません。

その目の前に行って、手を併せる事で御利益があります。

⑶モヤモヤしていた人間関係の縁切りが起きた

私が縁切りで物凄く崇敬している場所は、

『目黒不動尊』です。

有名だと思います。

そこに何度か定期的に行くと、モヤモヤしている人間関係が切れます。

そこと同じくらいの縁切り、厄除けのパワーを感じました。

実際ここを参拝したあとは、自分がモヤモヤしていた人が離れていったり、そういう出来事が起きたりします。

『鬼王稲荷神社』に実際行ってみて、改善点や今後の期待などはあったか?

①煙草を吸っている人がいた

立地柄なのか、そしてその自然の多い場所を求めてなのか、

煙草を吸いながら休憩している人もポツポツと見られます。

「禁煙」などの看板を設置したりするのも一つ方法なのかなと思いました。

②御守り類が少ない

ここは、御守り類が少ないので、

ここで何か購入した事はありません。

もう少し色々なバリエーションがあったら良いなと思いながらいつも社務所の御守り売り場を眺めています。

『鬼王稲荷神社』へは東京からどのような経路で行ったか?

①住所

〒160-0021

東京都新宿区歌舞伎町2-17-5

②電話番号

電話→03-3200-2904

FAX→03-3200-2919

③電車で行く場合

東京メトロ副都心線東新宿駅から徒歩3分。

都営地下鉄大江戸線東新宿駅から徒歩3分。

A1出口が最寄りになります。

副都心線はかなり地上に出るまでに歩くので、

大江戸線の方が近いと思います。

感覚では、地上に出てから稲荷鬼王神社まで、

歩いて3分では着かなそうなイメージです。

5分くらいは見ておいた方が良さそうです。

④車で行く場合

隣に駐車スペースがあるようですが、

参拝者というよりも、御祈祷など受ける人向けか、

関係者向けのような感じもします。

稲荷鬼王神社の周りは比較的有料駐車場が多く、

そんなに高くもないので、

車で行っても不便ではなさそうです。

近くの駐車場をお探しの方は、下記のサイトから探されるのをおすすめします。

https://toku-p.earth-car.com/parking-search/35.6977536-139.7053129-16/%E7%A8%B2%E8%8D%B7%E9%AC%BC%E7%8E%8B%E7%A5%9E%E7%A4%BE

『鬼王稲荷神社』はどんな人におすすめ?

①強力な厄除けをしたい人

「鬼」の神様を祀っている神社は全国で唯一です。

不動明王や、厄除けで有名な神社仏閣はありますが、

ここもそういった場所と肩を並べて厄除けが強いです。

厄年の人(前厄・本厄・後厄)、

方位除けをしたい人、

新しく引っ越しをした、事務所を構えた、お店を出した、という人、

周りに嫌いな人がいる人など、

今すぐに強力な厄除けを望んでいる人に、

稲荷鬼王神社はおすすめです。

そして厄除けをして下さったあとは、

あなたに福をもたらして下さいます。

②金運アップを望んでいる人

『三島神社(開運恵比寿神社)』は、金運アップをもたらします。

本殿で厄除け、不要なものを断捨離して頂いてから、

開運・金運アップを祈願してみて下さい。

③安産祈願したい人

境内の左手裏側の方にある『浅間神社』『富士塚』』は、

安産祈願をしたい人には是非参拝して頂きたい場所です。

④縁結びを望んでいる人

同じく『浅間神社』は縁結びの御利益もあります。

恋愛のパートナーを探している人にもおすめですし、

恋愛に限らず、色々な面での御縁を繋いで下さいます。

そしてその効果は結構強力です。

⑤商売繁盛祈願したい人

『三島神社(開運恵比寿神社)』は、商売繁盛の御利益があります。

本殿を参拝した後、何かご自分で商売や事業をやっている方は、是非こちらを参拝されて下さい。本殿よりも三島神社は手前にあるのですが、出来れば本殿をお参りしてからの方が、御利益が強いと思います。

まとめ

『稲荷鬼王神社』は如何でしたでしょうか?

あまり知られていないのに、唯一無二の強力な鬼の神社。

どんな御利益を望んでいる方にも、

鬼の神様が味方して下さいます。

新宿方面に用事がある方は、

ついででも良いので是非足を運んでみて下さい。

きっと、行って良かったと思えます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です